スノーボードを立て掛けて置いておくと倒れたり、エッジで床に傷がついたりするのが嫌で画像のスノーボードラックを1×2材を使ってDIYで作ってみました。
このスノーボードラックのコンセプト
壁に穴を空けて、棚かフックのようなものを取り付けられれば一番簡単なのですが、自宅が賃貸なので穴をあけることができません。そこで、画像のように2×4材を天井から床まで突っ張り棒にして壁に穴を空けずに付けられるスノーボードラックにしました。
1年の半分以上は使わないので、スノーボードの収納位置を天井に近い高めの位置にして部屋を有効活用できるようにしています。
上の段にボードを載せるときは踏み台必須ですが…
ボードはビンディングを付けたままでも収納できて、3段あるので裏表で合計6枚ラックに置くことができます。
設置場所の天井の高さによって材料の長さが変わりますが、
製作費用3000~4000円(材料費)で作れました。
DIY スノーボードラックの図面
簡単に図面を書いてみましたので、参考とする場合は以下からダウンロードしてください。
作り方
材料
- 2×4材 10 feet ×3本
- 鬼目ナット 5/16-18 ×3/8 2個
- ボルト 5/16×60mmくらい 2本
- ナット 5/16 4個
- スプリング 2個
- ビス 8×11/2 12本
スノーボードラックを取り付けたい部屋だけ天井が高く、10feetの木材を購入しました。私のSUV車に乗せるのがギリギリで運ぶのも一苦労。
フィートは分かりにくいのでいつもグーグルで換算しますが、センチで材料の長さを書いておくと、
10 feet = 304.8 cm
8 feet = 243.8 cm
6 feet = 182.8 cm
ボルトナット類も図面に書いたようにM8が良かったのですが、カナダのホームセンターでは鬼目ナットがインチしか取り扱いがなかったので仕方なく近いサイズを購入。
インチ表記だと見聞きしたところで感覚的に長さが分からないし、毎回調べるのが面倒臭い…
インチはマジで嫌いです!
使用した道具
- 10インチ卓上マルノコ
- インパクトドリル
- オービタルサンダー
- #220 紙やすり
- 掃除道具
木材のカット
いつものようにベランダにお店を広げて卓上マルノコで木材をカット。
ホームセンターで木材を買ったときにカットしてもらえますが、今回は斜め45度にカットするので斜めカットはどこのホームセンターも対応していないことがほとんどです。
マルノコがないと作るのは厳しいかもしれません。
穴あけ&鬼目ナット打ち込み
鬼目ナットの打ち込み部分に30mmの深さにバカ穴を空けるので、ドリルにテープで印をつけます。ドリルの太さは10mmでした。
穴あけ後。
鬼目ナットをハンマーで打ち込みました。
鬼目ナットは打ち込むタイプとビスのように六角レンチ等で回して挿入するタイプがあります。
突っ張り棒になる合計2本を同じように作りました。
枕木の作成
ボルトで突っ張る際に床に傷が付かないように枕木を作りました。
ボルトは先端が丸いタイプだったので、半分に切った2×4に金属用のテーパードリルでテーパーカットしています。
ストッパーボルトみたいな、ボルトの端に保護材がついているものがあればそれを使った方が便利かもしれません。
テーパー加工後
ボルトを乗せるとこんな感じ。
突っ張り棒機構の確認
組み立てする前に寸法に間違えなく、突っ張り棒として使えるか確認します。
天井に上側を押し当てて、
床側は枕木をセットして、ボルトを左に回して伸ばすと突っ張ります。
ボルト長さの調整は画像のようにダブルナットが緩まない方向に回しながら調整可能です。
柱が倒れない程度のテンションでボルトを締め過ぎない程度で調整します。
2×4を突っ張り棒として使えるキットも売っているので安全性はそちらの方が高いですが、1個1000円以上と金額も高いです。
自分で作れば1個あたり2~300円くらい。
地震や劣化してテンションが落ちた時のためか、受け側にスプリングが入っているので予算に余裕があるならばこれを使うのがおすすめです。
私はカナダ在住でこちらでは同じような商品が無く、手に入らないこともあり自作しました。
組立&設置
45度にカットした材料を等間隔に木工ボンドとビスで組み付けました。ビス打ちする前に木材が割れないように下穴も空けています。
柱の上面と枕木には滑らないように両面テープで滑り止めシートを張り付けて設置しました。
柱と柱の間隔は800㎜くらいがビンディングを付けたままボードを置ける位置で丁度良いです。
低予算で満足のスノーボードラックが作れました。
下側にスペースがあるので今度、棚か何か取り付けてみようと思います。