今年の春先に中古のスノーボードを買ったのですが、シーズンが近づいてきたので使えるようにメンテナンスを自分でやってみようと思いました。
どうせ中古のボードだし、ショップにお願いするよりはそのお金で道具を買って自分でやってみたかったのでまずメンテナンス用の道具から調べ始めましたが結構高いですね。。。
特にアイロン。衣類用のアイロンと比べるとただ温まるだけでスチームとか機能も必要ないのに1個1万円くらいします。私がケチなだけかもしれませんが。
ということで、専用品と比べると使いにくいかもしれませんがメンテナンス道具を他のもので代用してお金をかけず自分でメンテナンスしてみました。
スノーボードメンテナンス台の自作
材料 (100円ショップで購入)
・収納ケース ×2個
スノーボードと同じくらいの幅
・滑り止めシート
・両面テープ
作り方
1.滑り止めシートを収納ケースの底のサイズにカット。
2.両面テープで収納ケース底に滑り止めシートを張り付け
3.ひっくり返して完成!
収納ケースと滑り止めシートの色が丁度合ってていい感じに出来ました。
実際にスノーボードを乗せてみてこんな感じ。
台とスノーボード間は滑らないけど、写真みたいにフローリングだと床と台が滑りますが、私は基本ベランダでやるので問題なし!
ちなみにアマゾンで数は少ないですがこんな感じの専用品が売っていますが
音楽のキーボード(シンセサイザー)スタンドの方が物としてはほとんど一緒で安くて種類がたくさんあります。
紙やすりでソールサンディング
スノーボードは使っているうちに雪面との摩擦等で写真のようにソールが毛羽立ってきます。ソールサンディングと言って、ソールをやすりで削って、一皮剥くことで滑走面の抵抗がなくなり、ワックスのノリもよくなります。
何年保管されていたかもわからない中古品ですのでソールサンディングも自分でやってみました。
用意した物
・紙やすり(耐水ペーパー)
180番~600番程度
・オービタルサンダー
・金ブラシ、ナイロンブラシ
必要なかったかも?
私はRyobiのオービタルサンダーを使っていますが、アマゾンでランキング1位のサンダーがお手頃価格で使いやすそうです。
金ブラシをかけてソールの毛羽立ちを無くす方法もあるみたいですが、試してみましたが全然効きませんでした。
面がフラットな専用ブラシなら違うのかもしれませんが…
オービタルサンダーに耐水ペーパーとつけて180番からソールサンディングを開始!
写真のように霧吹きで水をかけながらサンディングしていきます。
ソールサンディング後。
削ったので全体的に粉っぽくなっていますが、上の画像のソールサンディング前より深いスジ傷がなくなったような気がします。
一応、600番までヤスリ掛けしました。
プロはでっかいベルトサンダーを使って、全体を一気にサンディングしています。
オービタルサンダーだと一部分が削りすぎたり、削り足りなかったりムラになるのでボードに良くないかもしれません。
エッジの錆取り、ダリング
エッジがサビサビなので金属ヤスリ(ファイル)で削って行きます。
紙ヤスリではなく、金属用のヤスリは英語で「File」と言うのでスノーボード用エッジを削るヤスリも「ファイル」と呼ばれています。
ご存じのように紙やすりは「Sand paper」
「ダリング」とは滑走中に雪面に当たらない使用しない部分のエッジを削って丸くしてしまうことを言います。
エッジがすべて尖っていると、雪面にボードが刺さりやすく、逆エッジになって転倒したりコントロールが難しくなります。
ボードの端のエッジが尖っていると持ち運びする際にも危ないです。
正直、やり方はググってどのくらい削るのか他サイトを参考にさせていただきました。
写真のように平らな面にボードを置いて、テールとノーズが床面から浮きはじめから2~3cmのところに印をつけて、印以降の部分を削ります。
滑走中に雪面に当たり使用する部分のエッジは角度が重要だという情報もあったので、一応90度になるように工具箱にあった道具で治具を作ってみました。
ファイルはチェーンソー用で代用。
一応、ブロックにそのままファイルをクランプで挟めば90度、紙をブロックとファイルの間に挟み込んで角度調整もできます。
ソール側はこの動画を参考に行いました。
結局、角度気にするのが面倒臭くなり、最終的には全部フリーハンドでやっちゃっいます。
色々試してはみましたが、エッジを削る角度をキチンとしたい場合はここだけは専用品を買うことをお勧め。
実はソールサンディングの前にこの作業をしていたのですが、ソール側はソールサンディングでエッジも一緒に錆取りできたので後から後悔しています。ソールサンディングするならソールを削った後にエッジを削るべきでした。
衣類用アイロンでホットワックス
アイロンとベースワックスを新たに買いました。
中古のボロボロのアイロンがあればよかったのですが、我が家の衣類用に使っている物はワイヤレスでちょっと良いやつだったのでアマゾンで最安の物を購入。
送料込み1600円くらいでした。
ホットワックスをかけるときに適応温度がありますが、アイロンの調整ダイヤルがLow,Mid,Highの表示だけで温度が分からなかったので天ぷら用の温度計で温度測定。
アイロンの温度調整ダイヤルがどの位置で何度くらいかが分かったのでステッカーを張ってカスタマイズしました。
こんな感じでキッチンペーパーをワクシングペーパーの代用としてホットワックスしてみました。
衣類用のアイロンだと、表面がテフロン加工されていてスチーム用の穴もあるので専用品より塗りムラになりやすいのかもしれません。
ホットワックス専用のアイロンを使ったことはありませんが…
個人的な感想はワックス溶かして塗れるのでこれで良いじゃん!という感じ。
ワックスを塗り終わったらプラスチックのスクレーパーでスクレイピング。
スクレイピングするときは写真のように進行方向に対して逆刃で削るのは引っかかってソールに傷ついたりするので良くないです。(経験済み)
仕上げに100均のブラシで一応ブラシ掛けしておきました。
毛羽立ちが若干残っている感はありますが、良くなったのではないでしょうか!?
エッジは油性マジックで塗ると錆止めになるらしいのでマッキーで塗っておきました。
シーズンに入って滑れたら感想書きます。冬が待ち遠しい!
自分でソールサンディング・ホットワックスしたボードで滑ってみた
自宅から車で40分くらいのところにスキー場があるので、シーズンパスを買って週2〜3回夕方から滑りに来ています。
今までマイスノーボードは持ったことがなかったので、レンタルと比較しても全然普通に使えました。
10回も滑りに来るとワックスが落ちてソールが毛羽立ってきたので、もう一回自分でホットワックスしてみたところ、元の滑りが復活しました!
スノボーのプロとか大会に出たりせず、趣味で滑る分にはホットワックスってそこまでシビアじゃなくて、案外適当でもいい感じに滑るようにできます。お金がなくて時間がある学生さんとかは道具を友達と共用して自分でメンテしてみるもの勉強にもなるしおすすめです。