こんにちは。
私がトロントに引っ越して2年目になりました。引っ越したときに日本からいくつか家電製品を持ってきています。日本とカナダはコンセントの形は一緒でも電圧が違うので日本で買った家電がカナダでも使えるのか知りたい人も多いのではないでしょうか。パソコンやスマホの電源は100V〜240V・50〜60Hz等、幅広く対応しているので問題ありませんが100Vしか対応していない製品もいくつか1年以上使っていた中でどんな問題があったのか紹介します。
カナダの電源電圧・周波数
電源電圧:120V
周波数:60Hz (西日本と同じ)
ちなみになぜ日本が東日本と西日本で周波数が違うかと言うと、産業革命があった明治時代に東日本はドイツから、西日本はアメリカから発電機を購入したのが原因で、現在でもヨーロッパでは50Hz、アメリカは60Hzが主流として使われています。
カナダはアメリカ大陸だから60Hzと言ったところですね。
カナダのコンセント形状
画像のようにコンセントの形状は日本、アメリカ、メキシコ、カナダが一緒です。
アース無しがTYPE A とアース付きがTYPE Bです。
しかし、カナダで買った家電のプラグ側をよく見てみると若干左右の太さが違って、日本であまり見たことがない形のものがありました。
全ての製品ではありませんでしたがカナダで購入したオーディオとフードプロセッサーが写真の形状で左右で端子の長さが違いました。もちろん、メス側のコンセントも左右で長さが違い逆向きでは刺さりません。
日本で買った安いケーブルタップの穴が左右の長さが一緒だったので刺さりませんでした。
しかし、全部で3つ持っている日本で買ったケーブルタップの内、他2つは穴の形状が左右で長さが違い使用できます。
気になってググってみたところ、
「カナダのコンセントプラグは日本と形状が違うので、日本では使えない。」
「カナダと日本のコンセントプラグは一緒。」
両方の情報があり気になったので詳しく調べてみました。
カナダのコンセントプラグは日本では使えない?
実は日本のコンセントも同じように穴の長さが左右で違い長い方を「コールド」、短い方を「ホット」と呼びます。コールドが接地(グランド)で電気の戻り側、ホットが電気の供給側になります。
検電気を当てるとホット側は反応しますが
コールド側は反応しません。
基本的に日本のコンセントも同じ配線、作りになっているので上述の電源タップのような場合もありますが、電圧の違いを除けばカナダのコンセントプラグは日本と同じく使用可能です。
特にオーディオにこだわりがある方々は音質に影響がでるのでこれを気にして正しく接続するみたいです。
私がカナダで使っている120V非対応の日本製家電製品
日本から持ってきた家電製品の中には対応電圧が100Vとしか書かれていないものがあり、いくつかの製品をカナダで使用しています。スマホ、パソコン、ディスプレイ等の100V〜240V対応しているもの以外で紹介。
※問題が無いことを保証するものではありません。ご使用の際は自己責任の上、十分にご注意ください。
USB電源タップ
スマホやタブレットの充電用として使っています。特に問題はありませんでした。
加湿器
冬場はすごく乾燥するので、カナダで加湿器を探していましたが良いものが無かったのでわざわざ日本で購入しました。
北米製のエアコン等の空調機器は動作がうるさい上、室温と設定温度の差が大きくなったらリレーがバチバチ動いてONするローテクなものしか無いです。
100Vとしか記載ありませんが問題なく使用しています。
スピーカー
10年以上前のホームシアター用のサブウーファー。引っ越しのときに持ってきたものです。
問題なく使用できています。
マキタの充電器
マキタの電動インパクトドライバーと掃除機用に使用しています。
問題なく使用できていますが先日、バッテリーが一個充電できなくなりました。おそらくバッテリーの寿命だと思います。
炊飯器
こちらも日本から持ってきたものです。カナダで日本製の炊飯器が売っているのを見かけますがあれは120V対応しているのでしょうか?
たまに吹きこぼれが少し出ていますが美味しく炊けています。
電気ケトル
電源の電圧が高いからか少しお湯が沸くのが早いような気がします。
ほぼ毎日、一年以上使用中。
ドライヤー
少しパワーアップしたような気がしないこともないです。
危ないのでは?と思われるかもしれませんが問題なく使用できています。
以上で私が持っている120V非対応の家電が全てですが、ほぼ全て使用できております。
これからカナダへ渡航される方へ、100Vとしか記載されていない家電でも持って使えないことは無いと思います。
参考になりましたら幸いです。